頭痛の原因、首のスジ・・・胸鎖乳突筋!?
胸鎖乳突筋は、首の側面を斜めに通る帯状の筋肉で、耳の後ろと胸部の真ん中の鎖骨に付着しています。横に振り向く時に首に筋が浮き上がり、とても分かりやすい筋肉の一つです。
首の動きに貢献している筋肉ですが、首の骨(頸椎)には付着していない、「縁の下の力持ち」的な感じですね。
だからこそ筋肉に力が入りやすいため、ここが硬くなると頭痛を引き起こすことがよくあります。
日常生活動作
首を捻じる動きや、肩をすくめる動き、首を固定して頭部を安定させる働きでよく使われています。
スポーツ動作
水泳のクロールの息継ぎや、ラグビーのタックルでの首を固定させる動きなどでよく使われます。
頭痛を発症しやすい筋肉
胸鎖乳突筋は、筋肉が凝ってくると、こめかみの辺りや、目の周りに痛みを引き起こす筋肉でもあります。
下の図をご覧ください。
✖の所に筋肉のコリができると、赤く表示されているところに痛みを発症させる、「トリガーポイント」の痛みが頭痛の要因になっている事が意外と多くあります。
私も実際に頭痛が起きている時、この筋肉を摘まんでほぐしたところ、みるみる頭痛が和らいでいった事がありました。
見た感じ痛そうですよね。実際ほぐしている時は痛いのですが、後で頭痛が和らぐと思うと我慢できます。
まとめ
横に振り向く動作が多い人、頭を傾けて作業するお仕事の方、首を固定させたまま長時間PC作業なさっているデスクワーカーの方、こんな方々が頭痛を訴えてお越しになられております。
頭痛がひどくてお医者さんに行ったけど、脳には異常が無いと言われた方は、胸鎖乳突筋をほぐしてみてください。自分でほぐすのは怖いと思う方は、当院にお越し下さい。
山崎