走ると脛(すね)が痛い。

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今日は、シンスプリントについてお話ししようと思います。

シンスプリントとは、別名過労性脛部痛, 脛骨疲労性骨膜炎, 脛骨過労性骨膜炎といい、脛の内側に痛みが出る病気です。

シンスプリントになる原因として、ダッシュや切り返し、ジャンプなどを行うことで筋肉が繰り返し動き、骨膜が引っ張られる為疲労を起こします。そのため骨膜に炎症が起き、痛みを出します。

これは、運動のしすぎによって起こる外傷です。
痛いまま放置して運動を続けると脛の疲労骨折を起こしてしまうので気をつけましょう!

シンスプリントになってしまった場合、ただの筋肉痛とは違い放置するだけでは治りません。
しっかりとケアをすることが大事です!

まず痛みが出ている場合は運動量を減らしましょう。痛いまま続けていると症状の慢性化や、悪化してしまう恐れがあります。
痛みが強い場合はランニングはNG。ランニングの動きは痛みを出す動作を多く含んでいます。踏み出す動作と蹴り出す動作はふくらはぎの筋肉を強く使うので気をつけましょう。

運動前後のアイシングとストレッチをしっかり行いましょう。筋肉の緊張をなるべく抑えるため、ストレッチでほぐし、炎症を抑えるためにアイシングをしましょう。

筋肉そもそもの力をつけるのも大事です。
筋肉自体の力がつけば、耐えられる力も強くなります。

クッション性の高い靴を履いたり、柔らかい地面で運動するのも良いでしょう。圧力が加わりにくく、衝撃を緩和してくれます。

なにもしていなくても痛みが出ている時は運動を控え、歩行してる時の痛みのみになったらウォーキングや軽くジョギングなどから始め、両足ジャンプができるようになったらランニングを始めて、段階を踏んでいきながら運動強度を上げていきましょう。

初期の痛みだと、2週間ほどで復帰できます。

最後に、シンスプリントを予防する方法を記しておきたいと思います。
シンスプリントは、元々筋肉が強く使われすぎてしまって起きる外傷なので、しっかりとケアすることが大事です。

毎日のストレッチと、アイシングや筋力強化(ふくらはぎや足裏の筋力を上げる)が大事になっていきます。毎日の疲れをその日にしっかりと取り切ることで積み重なって怪我につながる可能性は大幅に軽減されます。

アイシングは、氷嚢や、氷をビニール袋に入れて患部に当てます。タイミングとして、運動後できるだけ早く行います。時間は15〜20分

ストレッチの方法として、ふくらはぎのストレッチを2種類やりましょう。腓腹筋とヒラメ筋を伸ばすストレッチを行ないます。よく学生が体育の授業で行う、アキレス腱伸ばし。これを15秒やり、その姿勢のまま少し膝を曲げてまた伸ばしていきます。これも15秒伸ばします。これをやるだけでも疲れはほとんど取れ、シンスプリントが発症する可能性は大幅に軽減されます。

三日坊主にはならず、習慣化させていきましょう!

前田