外反母趾
足の母指の先が人さし指の方へ『くの字』に曲がってしまい、母指関節の内側が痛みます。酷くなると神経を圧迫したり脱臼をしてしまうこともある怖い病気です。
今では成人の約30%が外反拇趾と認められています。
原因は何なのか?
- 幅の狭い靴(女性 高いヒール。男性 先の狭い革靴など。)を履く事によってつま先が全体的に寄ってしまい、圧迫されて変形してしまいます。
- または元々偏平足だったり、加齢による足底アーチの低下でも、なり易い事もわかっています。
- 近年では乳幼児の頃に履く靴が原因の一つとも言われています。筋骨格形成において重要な時期に裸足で歩いたりせず、守られ過ぎた靴で歩くと筋力低下に繋がり、アーチのない足になってしまいます。
予防と対策
- 自分の足にフィットしている靴を選びましょう(ヒールは3cmまで!!)
- 足指体操(グー、チョキ、パー)を毎日やる
- 両足の拇趾に輪ゴムやバンドを付けて、外側に開く体操をしましょう
症状がかなり酷くなると手術療法をしなければ治りません。最も一般的なものは骨(中足骨)を切って矯正する方法になります。これをすると従来の靴が履けるまでに2ヶ月程度かかります。
そうならない様に日頃から予防と対策をしっかり行いましょう!!
岩田