1Gの大切さ、フレイルにならないために。
「フレイル」という言葉をご存知でしょうか?
私は最近まで聞いた事がなく、あるYouTube番組で知りました。
そこで話をされている方は、元JAXA(宇宙航空研究開発機構)の職員だった方で、宇宙飛行士の衛星軌道上での運動のプログラムを監修していたり、地球に帰還した後のリハビリ運動の監修をしている方で、興味が湧いてきたので拝見いたしました。
フレイルとは、‥‥加齢に伴う様々な機能変化や予備能力低下によって健康障害に対する脆弱性が増加した状態(日本老年医学会2014)
我々は日常生活で加齢と共に運動能力や気力の低下により、筋力量も低下して歩行が困難になってしまったり、精神的な問題や認知症の発症など、悪い方向に体がある状態をフレイルというそうです。
それは、国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士の方達にも言える事で、無重力状態では重力による筋肉への負荷がかからないため、積極的に運動をしなくてはなりません。
また、目で見た視覚の情報と、耳の奥にある前庭という平行感覚を司る器官が地上に居る時としばらく変わっていたため、地上の1Gを感じると、宇宙の無重力との感覚の誤差で立てなくなるそうです。
でも、我々は地上にいても極力体を動かさないようにしてしまったり、機械に頼りがちだったり、せっかくある1G(重力)をあまり生かしていないので、フレイル状態のような筋肉の衰えがくるのです。
体の身体機能を維持させているのも、この1Gであります。
地球の生物として生まれてきたかぎり、1Gにもっと感謝して体を動かして「フレイル」にならないで長生きしていきましょう。
山崎