寒くなると痛くなる、肩甲骨の内側の痛みとは!?
この頃は温かい日が続いておりましたが、風が強く吹くと急に寒さが厳しくなり、背中も丸まりやすくなります。
そんな時になりやすい症状が、『肩甲骨の内側の痛み』です!
なぜ痛くなるのかの前に、そもそも人間の肩甲骨ってなぜあるのかを理解していきましょう!
肩甲骨って何?
人間の肩甲骨は、上半身の骨格の一部であり、重要な機能を果たしています。
肩甲骨は背中に位置し、胸郭の側面に対角線上に配置されています。
以下は、肩甲骨の主な機能です。
1、筋肉のアンカー(支点)の役割
肩甲骨は、多くの背中の筋肉や上腕の筋肉につながります。
これにより、肩甲骨はこれらの筋肉のアンカー(支点)として機能し、運動の際に適切な力を発揮できるようになります。
2、肩関節の可動性
肩甲骨は関節を形成し、上腕骨(腕の骨)との組み合わせで肩関節を構成します。
この関節によって、腕は前方、横方向、後方に動かすことができます。
肩甲骨が存在することで、複雑な運動が可能になります。
3、姿勢の維持
肩甲骨は背中の中央に位置し、胸郭に取り付けられています。
これにより、姿勢を維持するのに役立ちます。
正しい姿勢は、体のバランスを保ち、様々な活動や運動を効果的に行うために重要です。
4、安定性の提供
肩甲骨は、肩関節の動きをサポートし、安定性を提供します。
特に上腕を挙げる際に、肩甲骨が正常に動作することで、肩関節が適切な位置に保たれ、安定性が向上します。
肩甲骨の内側はなぜ痛くなるのか?
肩甲骨は上半身の運動や姿勢の維持に不可欠な重要な役割を果たしております。
背中を丸める姿勢で居続けてしまうと肩甲骨内側の筋肉が伸ばされ続け、逆に元の位置に戻そうと縮こまる力が働き続け、筋肉が硬くなり痛みが発症するのです。
痛みを起こさないために
- 軽く肩甲骨同士を寄せる姿勢を取る事。
- 首と肩甲骨も筋肉で繋がっているので、頭を後方にスライドさせて、しっかり頭の重さを首の骨に乗せてあげる事。
以上を心がけて、立ち姿勢や座り姿勢を今一度見直してみてください。
当院でも肩甲骨の痛みや姿勢の改善を行なっております。
お気軽にご相談ください。 山崎