筋肉の柔軟性とストレッチには因果関係はない!?
ストレッチは今まで体の柔軟性、血行促進、筋肉痛の改善、ケガの予防、代謝の促進、ダイエットなど、さまざまな事で有効なエクササイズとされていましたが、ここ最近の研究結果では、全てにおいてストレッチの有効性はほとんど無い事が分かってきているらしいのです!
私も今まで体の柔軟性を促進させるには、ストレッチが一番有効だと思っていましたが、エビデンスレベルで高い情報では有効では無いみたいです。
こういう話はストレッチのネガティブキャンペーンみたいになってしまうのですが、今ある最新の研究結果を受け入れて、進歩していく事の方が大切だと思っていますので、賛否はあると思いますが良かったら読んでいただけると幸いです。
柔らかい人は我慢強いだけ!?
ストレッチで柔らかい人は、痛みを我慢出来ただけで、筋肉の柔軟性は上がっていない、もしくは、先天的に筋繊維が伸ばしやすい人だという事らしいのです。
痛みの限界値を変えているだけで、筋肉自体の伸びは変わらないという事です。
なので、痛みを感じながら筋肉を伸ばさないと痛みの限界値が変わらないため、関節の可動域は上がらないらしいのです。
ケガの予防には有効ではない
痛みの限界値が変わって筋肉の可動域が上がったからと言って、ケガが予防出来る事とは一致しないらしいです。
筋肉を伸ばした事よりも、毎日エクササイズをやる事で、『いつもの動きがやりずらい』という気づきが自分の潜在意識に「注意しなければ」という心がけになり、結果的にケガをしづらくなっているのかもしれません。
ストレッチとケガをしづらくなる事は直接的には効果はなく、あくまで毎日ストレッチを繰り返していることでの間接的な結果という事になります。
まとめ
大きく2つの事を記載しましたが、他にも血行や代謝の促進にも因果関係はない事が最近のストレッチにおける研究結果として挙げられております。
体の事はまだまだ未知の事が多いので、専門的に研究している方の話に耳を傾け、新しいエビデンスレベルの高い情報から自分の臨床経験と照らし合わせながら最善の施術に繋げていきたいと 考えております。
山崎